女性に多いお悩みWomen's troubles
女性に多いお悩み
- 低血圧
- 片頭痛
- 月経困難症
- 更年期障害
低血圧でお悩みの方へ
「朝起きるのがつらい」「起床時にめまいがする」「通勤電車でめまいを起こす」「午前中、仕事に集中できない」などのことでお困りの方は、低血圧の可能性があります。
一般的に、最高血圧が110mmHg以下、の場合に低血圧と診断されます。
無症状であれば問題ないのですが、日常生活に支障をきたすような症状があったり、低血圧の原因となる病気があり治療が必要だったりするものは「低血圧症」と呼ばれます。
痩せ型の若年層の女性に多くみられます。
低血圧症は高血圧のように深刻な病気を招くことは少ないとされていますが、「体がだるく、朝起きられない」「気力が沸かない」などのQOL(生活の質)を招き、日常生活に悪影響をおよぼすことがありますので、適切な測定・治療を受けられて改善されることをおすすめします。
低血圧の測定・治療
脈波コロトコフ音記録計(KSG)による血管伸展性・血行動態の測定
脈波コロトコフ音記録計(KSG)では、血圧、血管年齢、動脈の弾力性、心拍出量、末梢血管抵抗などを測定することが可能です。
それぞれの測定データを比較することで、血行動態をより詳しく確認することができるほか、動脈硬化傾向や、冷えなどの末端循環器障害の早期発見にも効果を発揮します。
当クリニックでは脈波コロトコフ音記録計などにより血圧を測定した後、必要に応じて西洋薬や漢方方剤などを用いて改善をはかります。
片頭痛でお悩みの方へ
片頭痛とは慢性頭痛の一種で、頭部の片側にだけズキズキと脈打つような痛みが生じたりするほか、頭部の両側や後頭部、全体に痛みが生じたりすることもあります。
片頭痛は頭部の血管が広がって、炎症を起こすことで発症するとされていますが、はっきりとした原因はわかっていません。
男性と比べて女性の発症率が4倍程度にのぼることから、女性ホルモンが影響しているのではないかと考えられています。
片頭痛の検査・治療
片頭痛を診断する検査はないため、基本的には症状から診断を行います。
ただし、片頭痛と思っていても、何らかの病気が原因で頭痛を起こしている可能性もあるので、必要に応じてCT検査やMRI検査などの画像検査を受けて頂く場合もあります。
検査が必要な方に関しましては、提携する近隣の医療機関を紹介させて頂きます。
その後、症状に応じて炎症や痛みなどを抑える西洋薬や漢方方剤などを処方するほか、心や社会生活の問題が影響していると考えられる場合には、心療内科的アプローチから症状改善をはかることもあります。
月経困難症でお悩みの方
月経困難症とは、腹痛(特に下腹部痛)などの月経時の症状により、日常生活に支障をきたしたり、治療が必要だったりするものを言います。
腹痛のほか、腰痛、頭痛、吐き気、貧血、倦怠感などの症状が現れることもあり、それらの症状が原因で精神的に不安定な状態になることもあります。
月経困難症の主な例として、「月経痛がひどくて起き上がれない」「症状により学校や仕事を休まざるを得ない」「痛みのせいで家事ができない」などが挙げられます。
月経困難症の検査・治療
月経困難症では、問診、尿検査、血液検査、血圧測定などの検査を行います。
これらの検査により器質性の月経困難症であると疑われる場合には、原因である病気を診断するために、必要に応じてCT検査やMRI検査などの画像検査を受けて頂く場合もあります。
検査が必要な方に関しましては、提携する近隣の医療機関を紹介させて頂きます。
その後、症状に応じて西洋薬や漢方方剤などを処方して症状を改善に導きます。
更年期障害でお悩みの方
更年期障害とは、閉経前後の更年期にホルモン産生や分泌のバランスが乱れることで、顔のほてり、のぼせ、発汗、動悸、不眠などの症状が現れる状態のことを言います。
更年期障害は症状の程度に差はありますが、女性であれば誰でも経験するものとされていますので、更年期にさしかかる前段階、「プレ更年期」からケアを受けることが大切です。
プレ更年期からきちんとケアすることで、更年期になってからケアするよりも治療効果が高められる場合があります。
更年期障害の検査・治療
更年期障害では、問診、血液検査、超音波検査などの検査を行います。
その後、西洋薬や漢方方剤などの処方により、つらい症状を改善に導きます。